4月13日の2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開幕まであと2か月となった2月13日午前、咲洲(大阪市住之江区)の「さきしまコスモタワー展望台」から夢洲(同此花区)の会場建設の模様を撮影しました。 【拡大写真】「リング」の一部組み立てが始まった2023年8月撮影の写真など

[写真]リング内には数こそ減ったものの、まだ足場や大型クレーンの姿も
リング(大屋根)内にレンズを向けると、前回取材時(1月9日)に比べて建屋を囲う足場が減り、様々な色や形をしたパビリオンがより多く確認できるようになりました。もっとも、数は減ったものの足場や大型クレーンが残っているところも。
博覧会協会の広報担当者によると、参加国が自ら建設する「タイプA」パビリオンを選んだ全47か国のうち、建物および屋外スペースの工事が完了したことを証明する「完了証明」を交付済みなのは、13日時点で6か国。 ただし、タイプAの各国が同証明を取得するための検査を申請するタイミングには違いがあり、実際には交付を受けた国以外の国でも、同証明の要件を満たしている可能性があるそうです。

[写真]写真中央部に見えるのは、リングの屋上と地上を結ぶエスカレーター
リングのすぐ内側には、リングの屋上と地上とを結ぶエスカレーターの姿が。このエスカレーターは、リング全体で上り5基・下り4基が設置されるとのこと。この他、エレベーターは6基、階段は8箇所設置される予定です。

[写真]2025年1月19日に開業した大阪メトロ夢洲駅(右)と、万博の玄関口となる東ゲート(左)
会場北東部に目を向けると、1月19日に開業した大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の地下鉄中央線・夢洲駅の地上部と、万博への出入り口となる東ゲートが見えました。

[写真]ウォータープラザ&つながりの海への注水は2月下旬完了の見込み
会場南側で建設が進むウォータープラザ&つながりの海では、一部の箇所に雨水でしょうか、大きな水たまりがありました。協会広報にも確認したところ、13日時点でまだ注水は始まっていないものの、まもなく注水が行われて2月下旬には完了の見込みとのことでした。 (取材・文:具志堅浩二)
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